実験医学 キーワード集 検索へ行くボタン

液滴と基本的には同じ構造体で,液-液相分離で凝縮したタンパク質や核酸などから構成される構造体である.脂質膜をもたずに周囲から独立に存在する細胞内コンパートメントという点を強調したい場合に「膜のないオルガネラ」と称することがある.(実験医学2019年11月号より)

再定義されるタンパク質の常識

古典的なセントラルドグマの刷新と未開拓のタンパク質の世界

田口英樹/企画

核,小胞体,ゴルジ体,ミトコンドリアなど脂質二重膜で隔離された細胞内オルガネラに対し,脂質二重膜をもたないにもかかわらず,タンパク質やRNAなどが濃縮された細胞内構造物のこと.細胞質内ではストレス顆粒,P-body,生殖顆粒など,核内では,核小体,核スペックル,パラスペックル,カハール小体などが知られている.これらは,LLPS現象によりそれぞれ特定のタンパク質やRNAなどが濃縮されて形成される.(実験医学2019年11月号より)

神経変性疾患にかかわるリピート関連非ATG依存性翻訳と低複雑性ドメイン実験医学2019年11月号

解説は発行当時の掲載内容に基づくものです

本コンテンツは,2018年まで更新されていた同名コンテンツを元に,新規追加・再編集したものです